木目調や石目調など、まるで本物のようなリアルなデザインのクッションフロア。水や汚れに強く、お手入れが簡単。デザインも豊富なので、キッチンやトイレなど水回りにもおすすめです。クッション性があり、足元の冷えや騒音を軽減します。施工しやすく、リフォームにも最適な床材です。
施工手順
下地の確認
下地の確認
- ・下地が平滑で乾燥している・汚れ・異物がないことを確認して下さい。尚必要に応じて下地調整を行って下さい。
- ・乾燥の目安として水分率が8%であることを確認して下さい。
割付・仮敷
《割付》
割付・仮敷
- ・同床面は同ロットで仕上げて下さい。
- ・貼り方向/貼り合わせを考慮しつつ、つなぎ目(ジョイント部)が少なくなるように割付を行って下さい。
- ・出入り口等の歩行が多い所や、出入り口から見える箇所には極力ジョイントがこないようにして下さい。
- 《荒切り》
- ・シート全体に傷・汚れ等ないことを確認して下さい。
- ・壁際等の切り込みの為に切りしろとして割付寸法より30mm~50mm程度余裕をもって、荒切りを行って下さい。
- ・柄合わせが必要なものの場合はリピートを考慮し、長めに荒切りをして下さい。
- 《仮敷き》
- ・仮敷きを行う前に小さなゴミ(砂粒等)がないようにきれいにして下さい。
- ・クッションフロアの巻きぐせを仮敷きをして、取って下さい。
- ・室温が低温の場合、シート自体が固くなり巻きぐせがとれずなじみが悪くなるので事前に室温を10度以上に温めておいて下さい。
切り込み
切り込み
- 《長手部分》
- ・シートを壁面に添わせる必要がある為、壁よりシートを少し離して平行に置いて下さい。巾定規を使用して壁面のラインを型取りし、クッションフロアの耳部を切込んで下さい。耳部はゆがみや、傷がある場合が多いのでカットして下さい。
- ・巾定規は後下がりに置き、先端部にカッターをあて壁方向にカットし、手前側は壁に押し付け過ぎないようにして下さい。
- 《短手部分》
- ・長手部分を切り込んだシートの納まりを確認してから短手部分の切り込みをして下さい。
- ・シートにたるみが出ないように、適当な個所を巾定規で巾方向の壁に突きつけて下さい。
- ・巾定規1つ分の巾を空けて、壁・シートの両端部・下地にしるしをつけて下さい。その後、シート内側端部はシートを正確にずらすために下地にシートの端に沿ってスライド線を描いて下さい。
- ・描いたスライド線に沿って、シートを引き下げ、壁や下地につけた印にシートの印を合わせて下さい。尚、合わせる位置が一直線にならないよう気をつけて下さい。
- ・巾定規を壁にあせるように、切り込みをして下さい。
接着剤の塗布
接着剤の塗布
- ・接着剤の選定はシートの種類・施工面積によって適切なものを選んで下さい。又、床面にゴミ等が残っていると接着不良につながる可能性がありますので注意して下さい。
- ・接着剤は塗布後、十分に乾燥させて下さい。尚、接着剤を二重塗りした場合、接着剤が重なっている箇所に盛り上がりが出来る為、重ならない様に塗布して下さい。
貼付け・圧着
貼付け・圧着
- ・シートを貼り付け、空気を目地方向に向かって押し出して下さい。
- ・巾継ぎ部分を裁ち納めして、貼り付け可能時間内にローラーを使いしっかりと圧着して下さい。
- ・圧着不十分等による、空気だまりは脹れの要因になりますので、必ず空気を追い出して下さい。
継ぎ目・端末処理
継ぎ目・端末処理
- ・端部の重なっている箇所に、定規をあてて上下共に垂直に切ることをオススメします。(柄合わせが必要なものは柄と接する部分をカットすると良いです。)
- ・上下が共に切ることが難しい場合、下のシートは切筋に沿って改めて切って下さい。
- ・シートの切れ端を取り除いて、目地部の浮きを抑えるため十分に圧着して下さい。
確認・養生
確認・養生
- ・接着剤による汚れ・不備等が無いか確認して下さい。確認後継ぎ目処理箇所が完全に硬化するまで養生期間を取って下さい。
- ・養生シートでの養生を必要に応じて行って下さい。
- ・養生期間中は突き上げ等の原因になりので、温度の急激な変化やキャスターの使用は避けて下さい。