長尺シートは、デザインが豊富で耐久性に優れているビニール製の床材です。 オフィスや店舗など、人が多く行き来する場所でも安心して使えるように設計されています。 丈夫で長持ちするため、メンテナンスの手間を省き、美しさを保つことができます。
施工上の特性
- ・ビニル床シートはビニル素材のため、急激な温度変化により寸法が変化しやすくなるのでご注意下さい。
- ・高温時 ⇒ 特にシートがのびやすくなります。
- ・低温時 ⇒ シートが硬くなり、巻きぐせがとれにくくなりなじみが悪くなる可能性がありますのでご注意ください。(※巻いている状態でのお届けとなります。)
運搬・保管時の留意点
- ・梱包はとかずに、平坦な場所に垂直にたてて保管して下さい。角に集中荷重がかかり変形の可能性がございます。複数本保管する場合は倒れないようしっかりと固定して下さい。
- ・長時間にわたる直射日光や、高温状態での保管や、水濡れは避けて下さい。
施工手順
下地の確認
下地の確認
下地が平滑であり、ワックスや汚れ等を除去して下さい。
割り付け
割り付け
貼付けて行く方向、取り合わせを検討し、割り付けをして下さい。割り付けをもとにして約10cmに粗切りして下さい。その際、取り合わせ・継ぎ目の位置に注意して下さい。
仮敷き
仮敷き
現場環境になじませる為に仮敷きを行って下さい。特に厚手のシートのような硬いシートは、巻き癖を取る為に施工前の仮敷きが必須となっています。
壁際処理
壁際処理
壁際は巾定規等によって部屋の出入りに合わせて切込んで下さい。
接着剤の塗布
接着剤の塗布
シートの種類・施工する面積にあった方法で接着剤を塗布して下さい。尚、切り込み後の長手折返しを行いますと巻き縮みが発生する可能性があります。その結果、けがき位置に誤差が生じる場合がありますので、ご注意下さい。シートがやわらかい場合は接着剤を重ね塗りした部分に盛り上がりが出来ることがありますので、ご注意下さい。
シートの貼り付け
シートの貼り付け
シートを貼り付け、ローラーをかけて圧着して下さい。
空気だまりは下地湿気により、膨れの要因となりますので小さい空気だまりでも必ず追い出して下さい。
空気だまりは下地湿気により、膨れの要因となりますので小さい空気だまりでも必ず追い出して下さい。
接合部の処理
接合部の処理
接合部は落とし込み等を行ってけがいた後、カットして下さい。
養生期間
養生期間
接着剤による汚れ・不備がないか確認し、24時間以上(接着強度が出るまで)養生期間をとって下さい。
継目処理
継目処理
施工環境・シートの種類に応じて、継目処理を行って下さい。
処理後、継目処理剤が硬化するまで養生して下さい。
処理後、継目処理剤が硬化するまで養生して下さい。